父はめっちゃしょうもない嘘をつく。知ったかぶりのレベルも高い。探究心が強いから興味のあることに関してはトコトンの人。長生きでもあるので、その分物知りでもある。こちらの質問に対して珍回答をしてしまったと気付いても『あぁ、そっちか』で終わらせるツワモノ。
子供の頃は毎年サンタさんへ手紙を書き、枕元に置いて寝た翌日には、サンタさんからの返事が枕元にあった。海外のポストカードが使われていて、日本語で書かれていたことは一度も無かったので、本当に存在していて我が家には毎年来てくれているんだと思っていた。単純な私は父が白状するまで信じていた。
両親にクリスマスプレゼントを贈ったことがある。寝ている隙に寝室に侵入して枕元にプレゼントを置くドキドキ感を味わった。かつて子供だった私の枕元にプレゼントを置く時、同じ気持ちだったんだろうか?と思いながら。
喜んでくれるといいな…と想いながら贈り物を選んで、24日までワクワク感を味わいながらその日の夜、起こさないように息を殺しながらそっと置くドキドキ感を味わう。実は贈る方も贈られる方も幸せを感じることなんじゃないかと思った。
今年は久しぶりに贈り物を選んだ。ブラックフライデー狙ったわりに全然安くならなかったGarminのスマートウォッチ(笑)
以前からスマートウォッチに興味津々の様子だったのもあるし、運動を再び始めようとしているのでちょうど良かった。お金は兄と折半。センスが良いのもあるが、色んなことに詳しい兄にデザインも選んでもらった。
包装するなら頼むと言われ…頼まれましても不器用すぎて出来る気がしない。超簡単な袋に入れてリボン括れば終わりの巾着をセリアで購入した。
時計を持っているのは兄。それを枕元に置くのは私。つまり、時計を兄の家から持ってこなくてはいけない。
私は母と暮らし、兄は父と暮らしている。母には色んな想いがあって、兄の家によく手料理を届けているので同行することにした。兄の留守中、滞在する父に見つからず母にバレることもなく時計を持って帰れるか…
行く時より遥かにポケット膨らんでたけどバレてはいないはず。父は家に侵入したことすら知らないと思う。若干お掃除ロボットに襲われたくらいで静かに退散できた。バレなくてホッとしたのと同時に、兄の留守中に泥棒が入っても父は気付かないんだろうなと少し心配になった。
どう縛ってもリボンが上手くいかない現実はさて置き、そんなものYouTube見れば何とかなるでしょ的ノリで乗り切るとして、24日の夜、乞うご期待!